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新生銀行の思わぬ落とし穴

こんにちは。ドラゴンコインです。

今日は自己紹介を兼ねた思い出話の続きです。

どの銀行がなぜお得なのかを話す前に、私という人物がいかに形成されたかの話は、割と重要なんじゃないかとの考えで、まだそういった話はしません。あしからず。

 

昨日の記事の通り、私は高校の頃、ATM手数料をケチる惨めな毎日を送っていたのですが、そんな頃ある銀行のCMが目に止まります。

 

 

それが新生銀行です。

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この銀行、最近はよくネット銀行と勘違いされる方が多く、一部サイトでソニー銀行イオン銀行などと並べて紹介されることがよくありますが、実は全国の主要都市に新生銀行と書かれた建物がしっかり建ってます。

それもそのはず、この銀行はかつて経営破たんした日本長期信用銀行(通称・長銀)が、民事再生後名前を変えて運営している銀行だからです。

(旧長銀を詳しく知りたい方はGoogle先生に聞いて下さい。NHKアーカイブとか色々出てきます。)

 

ではなぜネット銀行と勘違いされるかと言うと、設立当時から今までの銀行ではあり得ない試みをいくつもしていました。

 

1.預金通帳の完全廃止

新生銀行は、店舗はあれども預金通帳はありません。「新生パワーダイレクト」という開設者向けWebページから残高を確認したり、「お取引レポート」なる書類が都度郵送されることにより、日々の利用状況を把握できる仕組みをとっていました。

これにより、利用者の近所に店舗を置く必要がなくなるのです。記帳しに銀行に行かなくて良くなりますからね。

 

2.届出印の事実上廃止

新生銀行は申込時に印鑑を必要としません。当時は非常に珍しい試みでした。

(印鑑レスの銀行は新生銀行以外ではネット銀行くらいですかね。平成が終わるというこのご時世に。)

口座振替依頼書を書くとき、お届け印を押して下さい」と書かれた場所にサインをする必要があるので、当時は「本当にこれで口座振替できるのか…?」という不安に駆られたことをよく覚えています。

ちなみに、口座振替依頼書は銀行宛に送る書類なので当然問題ありません。

また、私のようなチキンのために印鑑による届出もできます

 

3.インターネットバンキングの活用を促す、他行振込手数料の優遇

新生銀行は、口座開設者の利用状況に応じて銀行振込手数料を優遇していました。

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クリックしても何も起こりません。画像付きの方が分かり易いと思って載せてるだけなので…。

 

一般ピーポーは月1回・外貨積立などで5回・新生銀行で住宅ローンを組んだら10回と、利用者をステージに分け待遇を変えていました。私もかつてはゴールド会員となるべく使い道のないニュージーランドドルを30万円分口座に入れていました。

金利が良かったので……。)

 

4.ATM利用手数料の完全無料

新生銀行の代名詞とも言えるATM手数料無料は、設立当初からのサービスでした。

ATM手数料無料サービスは今でこそメガバンクや地銀、他のネット銀行でも行っていますが、この当時としては画期的でした。

ちなみにこの記事を書いている2018年1月現在、主要コンビニ・メガバンク・ゆうちょ銀行のATM手数料無制限0円を掲げているのは新生銀行だけです。(ネット銀行含む)

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クリックしても何も起こりません。新生銀行へのアクセスはGoogle検索が便利です。

 

いかがでしょうか。ネット銀行について少し興味のある方なら、ネット銀行の主要サービスと結構かぶるところが多いのが分かると思います。そりゃ勘違いもするさ。

というかマイナス金利のこのご時世にATM完全無料とか、経営大丈夫?また破たんするとか言わないよね?

 更新:やっぱりダメだったらしいです。完全無料になるには条件があるので、新生銀行のホームページを良く確認した上、申し込んで下さい。

 

さて、新生銀行をがっつり宣伝したところで本題の思い出話に戻りたいと思います。

新生銀行は俺にこっそりマージンくれても良いのよ。

 

新生銀行のATM手数料無料CMを見た瞬間、「今すぐこの銀行の口座開く!!!」と思い、ハイテンションでノートパソコンを開き、ホームページを確認しました。

するとそこに衝撃的な文言が書かれていました。

 

 

 

「未成年の方と親権者の方は、同時に口座開設はできません。
 親権者の方の口座開設後に、未成年の方の口座開設申込書をお送りください」

 

 

 

要するに、当時高校生の私が新生銀行の口座を開設するためには、まず親が新生銀行に口座を開く必要があるということです。

 

 

マジかよ・・・・・・。つか無理やろ・・・・・・。

 

 

こんなハードルの高い銀行は信託銀行の一部口座くらいです。いや、厳密に言うと普通預金にこんなハードルを設けている銀行はココくらいです。

 

 

 

この記事をご覧になった新生銀行の役員の方、18歳未満の未成年者に対して間口を広げて頂けますよう、心からお願い申し上げます。

そしてこの記事をご覧になったお父さんお母さん、あなたの大切なお子様を私のような新生銀行難民にさせないため、今すぐ新生銀行ホームページにアクセスし、速やかに口座を開設して下さい。

www.shinseibank.com

 クリックしても私の身に何も起こりません。今のところアフィリエイトじゃありません。

 

 

 

今日のところはここで終わります。

次回も、というかしばらく思い出話になりそうですが、新生銀行難民となった高校生の私が次に選んだ選択肢についてお話ししようと思います。

ではでは。