NISAとつみたてNISAって何が違うの?そもそも株って何? - その3
こんにちは。ドラゴンコインです。
前回のラストで出したクイズの答え合わせからいきましょう。
問題「カブを実際に作っている人と、カブを実際に買う人のことをなんと言うでしょうか?」
それでは正解です。
実際にカブを作っている人は「株式会社」
実際にカブを買っている人の事を「株主」と言います。
はい、どれも聞いたことのある言葉ですよね。
ちなみに、カブなどの売買益で生活している人を「投資家」と言ったりします。
株主も株式会社も、カブを売り買いするときに証券会社を通し、証券取引所に出す事でカブの売買をします。(取引所に出さずにカブを売り買いする方法もあるのですが、今回の説明では省きます。)
これらをひっくるめて「株式市場」なんて言い方をします。
さて、カブの話はこの辺にして……。
そろそろ本題のNISAの話をします。
NISAというのはカブの売買における、我が国の制度のことです。
NISAを漢字に直すと「少額投資非課税制度」と言うのですが、難しいので覚えなくて良いです。
その1でも説明しましたが、値上がりしたカブを売ると、売った金額の約20パーセントが税金として取られます。
100,000円のカブが120,000円に値上がりしても、儲けた20,000円から20パーセントが引かれますので、4,000円が国に持って行かれ、自分の取り分は16,000円まで下がります。
カブで儲けるには1000万円単位でカブを買える大金持ちでないと儲かりにくい仕組みでした。
しかし最近はデフレの影響で、みんながモノを買うのを控えるようになり、そのせいで会社にお金が入って来ず、大きい会社も次々倒産するようになりました。
そこで日本政府が考えたのがNISAです。
簡単に言うと、「NISAを利用してカブを買ってくれたら、売った時に払わなきゃいけない20パーセントの税金は取りませんよ〜。」と言うものです。
上の例で言えば、20,000円のもうけがそのままあなたのものになる、と言うことです。
そうすることによって、あまり大金を使わなくてもそこそこの利益を得られるだろう、そしたらみんなが少しずつ贅沢するようになって、国に税金がいっぱい入るだろう。そう政府は考えました。
もちろん、カブの売り買いを全部NISAにされてしまうと、国は税金を取る事が出来なくなってしまいますよね。
そのため、NISAを利用するためには一定のルールがあります。
ちょっと長くなりましたので、今回はここまで。
次回の更新をお待ち下さい。